こんにちは。Tomoyuki(@tomoyuki65)です。
この記事は海外の仮想通貨取引所であるBinance(バイナンス)の使い方を記載しています。
ただし、現在日本の仮想通貨に対する規制により、海外取引所から日本人を締め出す動きが相次いでいるので、日本にお住いの方は海外取引所を利用しないことをおすすめします。
一応この記事は残しておきますので、もし必要な方がいれば参考にして頂ければと思います。
もし今利用している方は、日本の取引所か専用のウォレットに送金し、早めの撤退をおすすめします。
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目次
Binance(バイナンス)とは?

Binance(バイナンス)は、2017年7月に創業された中国の仮想通貨取引所です。
事業開始後約1ヶ月でグローバル取引量でトップ10入りを果たし、1日の取引高が約6ヶ月で1位になるほど急成長を遂げました。
2018年1月17日には利用者が600万ユーザーを突破した世界最大の取引所です。
Binanceの特徴は?
Binanceの特徴は以下の点です。
- 通貨の種類が多い
- 手数料が安い
- ハードフォークコインに対応
通貨の種類が多い

Binanceは取り扱い通貨の種類が多く、さらに日に日に増加し、2018年3月には120種類以上存在します。
他の海外取引所で有名なBittrexで200種類以上なので、世界一になる日も近いでしょう。
手数料が安い

Binanceの取引手数料は0.1%と他の海外取引所に比べても安いですが、さらにBinanceが発行している独自通貨のBNBトークンで手数料を支払うと、50%引きの0.05%になります。

尚、BNBトークンで支払うにはユーザーセンター画面の「BNBによって取引の手数料を支払います」が「ON」になっていると使用できます。
※デフォルトでONになっています。
ハードフォークコインに対応
Binanceは、公式Twitterで全てのハードフォークコインに対応する意思を示しました。
つまり、Binanceに仮想通貨を預けておけば、ハードフォークコインを得ることができます。
ただし、仮想通貨を取引所に預けておくのはリスクが高いので、通常は専用のウォレットに送金して厳重に自己管理することをおすすめします。
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国内の主要通貨の送金手数料一覧
通貨種類 | 最低送金額 | 送金手数料 |
Bitcoin | 0.002 BTC | 0.0005 BTC |
Ethereum | 0.02 ETH | 0.01 ETH |
Litecoin | 0.02 LTC | 0.01 LTC |
Bitcoin Cash | 0.002 BCC | 0.001 BCC |
Ripple | 22 XRP | 0.25 XRP |
Lisk | 0.2 LSK | 0.1 LSK |
NEM | 8 XEM | 4 XEM |
Binanceの送金手数料は安くはないので、国内の主要通貨をわざわざBinanceで購入する必要はないようです。
- 関連リンク
>> Binanceの各種手数料
日本の規制について
Binanceは元々日本語に対応していましたが、現在は非対応になっています。(当初メンテナンスのため一時非対応にするということだったが、現在の状況は不明)
そして、日本支社の設立も予定されていたものの、日本の規制が厳しいこともあり、おそらく設立はされないでしょう。
また、2018年3月に日本の金融庁がBinanceに警告(マネーロンダリングを防ぐため?)を出したことを受け、Binanceは弁護士と共に現在問題解決に向けて動いているようです。
警告を出したところで海外の取引所なので強制力はありませんが、今後日本人だけ利用不可ということもありえるので、問題解決までBinanceに仮想通貨を預けたままにするのはやめた方がいいでしょう。
※2018年6月現在、海外取引所の日本人締め出しの動きが相次いでいるため、日本在住の方は利用しないことをおすすめします。
Binanceのまとめ
- Binance(バイナンス)は利用者が600万ユーザーを突破した世界最大の仮想通貨取引所
- 取り扱い通貨の種類が多く、120種類以上存在
- 取引手数料が通常0.1%で、BNBトークンで支払うと0.05%で安い
- ハードフォークコインに対応し、Binanceに仮想通貨を預けておけばハードフォークコインを得られる(ただし、取引所に預けたままにするのはリスクが高いので非推薦)
Binanceの特徴などについては以上です。下記では使い方について詳しく解説していきます。
尚、国内の取引所としては用途別に以下がおすすめです。気になる方はぜひチェックしてみて下さいね。
Binance(バイナンス)のアカウント登録方法

Binanceのアカウント登録方法を説明します。
まずはBinanceにアクセスし、画面中央の「アカウントを作成します(Create Account)」をクリックします。
※現在は日本語に非対応です。(当初メンテナンスのため一時非対応にするということだったが、現在の状況は不明)

登録画面が表示されるので、メールアドレスとパスワードを入力します。
利用規約を確認後、利用規約の同意にチェックを付け、「登録」をクリックします。
※セキュリティを考慮し、普段使用していないメールアドレスで登録することをおすすめします。

画面にパズルが表示されます。
ボタンを右にスライドさせてパズルを合わせて下さい。

登録したメールアドレス宛に検証用のメールが送信されます。
検証用メールの確認

メールに届いたメッセージの「Verify Email」をクリックし、認証を行います。

アカウントが有効になるので、「ログイン」をクリックします。

登録したメールアドレスとパスワードを入力し、「ログイン」をクリックします。

再度パズルを完成させます。
二段階認証の設定

ログイン後、二段階認証の設定について聞かれます。
二段階認証を設定する場合は「Google検証」をクリックします。
※セキュリティのため、必ず設定することをおすすめします。

二段階認証の設定にはスマホアプリの「Google Authenticator」を使用します。
スマホアプリを起動後、画面中央のQRコードを読み込んで設定して下さい。
アプリの設定完了後、画面右の「I’ve backed it up, Continue.」クリックします。

先ほどのQRコードの下に記載の16桁のキー、ログインパスワード、アプリの6桁のコードを入力し、「Enable 2FA」をクリックして下さい。

これでアカウント登録は完了です。
スマホから登録する場合は?

スマホから登録することもできます。
Binanceの公式サイトにアクセスし、画面上の「Register」をタップします。

各項目を入力し、「Register」をタップして登録することができます。
Binance(バイナンス)の本人確認について

Binanceは本人確認なしでも使用できますが、24時間の引き出し限度額が2BTCまでとなります。
ただし、本人確認を行えば限度額を100BTCまで引き上げ可能です。
2BTCあれば十分だと思うので、とりあえず登録しなくても良さそうです。
本人確認をする場合

本人確認をする場合は、ユーザーセンター画面の「身分認証完成」をクリックします。

タイプを「他の国と地域」にチェックし、名前、性別、国、パスポート番号を入力します。

パスポートカバーと個人情報ページをアップロードします。

パスポートの個人情報ページと個人署名を含めた正面写真をアップロードし、「確認」をクリックして登録を行います。
Binance(バイナンス)への入金方法

Binanceで取引をするには、まず入金が必要です。
ただし、日本円での入金はできないため、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの仮想通貨で入金する必要があります。
今回はZaif取引所で購入したイーサリアム(ETH)をBinanceへ送金する方法を例に解説します。
Binanceへの入金アドレスを確認

まずはBinanceへの入金アドレスを確認します。
画面上にあるメニューの資産から「預金の引き出し」をクリックして下さい。

※現在はメニューが変わり、英語の場合は、「Funds」>「Balances」をクリック

預金&お引き出し画面が表示されます。

検索ボックスに対象の通貨(今回はETH)を入力し、対象の通貨の右側にある「預金(Deposit)」をクリックします。

対象の通貨の預金アドレスが表示されます。
このアドレス宛に送金することで入金が可能です。
アドレス横のボタンをクリックすると、アドレスをコピーすることができます。
Zaif取引所からイーサリアム(ETH)を送金する方法

今回は例としてZaif取引所から送金する方法を解説します。
Zaif取引所を使用したことがない方は、おすすめの取引所なのでぜひ利用してみて下さいね。
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では、Zaif取引所にログイン後、画面の「Exchange >>」をクリックします。
(画面上のメニューにあるアカウントからでも可能です)

取引画面が表示されるので、画面右上の「アカウント」をクリックします。

アカウント画面が表示されるので、下にある入出金と履歴を確認して下さい。

今回はイーサリアム(ETH)で送金するので、「ETHのアイコン」をクリックします。

イーサリアムの入出金画面が表示されるので、「出金」をクリックします。

出金画面で、先ほどBinanceで確認したアドレスと出金金額、そして二段階承認を設定している場合は6桁のコードを入力して下さい。

私は今回、0.1ETHを送金してみました。
入力完了後、「出金」をクリックします。
※Zaif取引所からイーサリアムの出金手数料は0.01ETH〜です。

出金をクリック後、出金履歴が表示され、出金手続きが完了です。
尚、Zaif取引所の場合、TXに記載のアドレスをクリックすると、トランザクション情報が確認できます。
Binanceで入金の確認

Binanceで入金を確認します。
画面上のメニューにある資産の「閲覧履歴」をクリックします。

※現在はメニューが変わり、英語の場合は、「Funds」>「Transaction History」をクリック

入金されると、預金記録に履歴が表示されます。
※今回、イーサリアムの送金完了までには約10分かかりました。

※現在はレイアウトが変更されています。履歴横の「^」をクリックするとTxidを表示でき、Txidのアドレスをクリックすると、トランザクション情報を確認できます。

トランザクション情報を確認すると図のような画面が表示されます。

入金内容が反映されると、画面右上のユーザーメニューから保有する資産の推定価格(BTC換算)を確認できます。
「推定価格(Estimated Value)」をクリックし、資産を確認してみます。

預金&お引き出し画面が表示され、イーサリアム(ETH)が入金されたことが確認できます。

尚、検索ボックスの右にある「Hide small assets」のチェックをつけると、少額の資産を隠すことができます。
Binance(バイナンス)の取引画面の見方

次はBinanceの取引画面の見方について説明します。
取引画面は、画面上のメニューにある取引センター(Exchange)の「ベーシック(Basic)」または「アドバンス(Advanced)」をクリックします。
2種類ありますが、お好みの方を使用して下さい。
ベーシック(Basic)の場合

ベーシックの場合の画面の見方は図の通りです。
注文方法は、「Limit(指値注文)」、「Market(成行注文)」、「Stop-Limit」の3種類あります。

タブ「Market」をクリックすると、成行注文が可能です。

Binanceは指値注文と成行注文の他、「Stop-Limit」注文があります。
これは、通貨の価格が「Stop:」に入力した価格になったら、「Limit:」に入力した価格で指値注文をすることができます。

尚、数量の入力には、下にある各%をクリックするのが便利です。
保有する資産に対して、選択した%分の数量を入力できます。
アドバンス(Advanced)の場合

アドバンスの場合の画面の見方は図の通りです。

画面上の通貨ペア(上記ではBNB/ETH)をクリックすると、図のように通貨ペアを選択できます。
Binance(バイナンス)の取引方法(仮想通貨の買い方)

今回はアドバンス画面を使用し、指値注文で手数料の支払いにも使えるBNBトークンを購入してみます。
アドバンス画面を開き、画面右下の注文画面で価格(Price)と数量(Amount)を入力し、「購入(Buy)」をクリックします。
(1BNBの価格が0.01160000ETHで、1BNBの注文を出しました。)

画面左下の「現在の依頼(Open Oders)」をクリックすると、未成立の注文履歴を確認できます。

取引が成立した場合は、画面左下の「依頼の履歴(Oder History)」で確認できます。

「取引歴史(Trade History)」をクリックし、取引の履歴が確認可能です。
Binance(バイナンス)の出金方法

Binanceの出金方法について、Ethereum(イーサリアム)の出金方法を例に解説します。
まずは画面右上のユーザーメニュー「Estimated Value」をクリックします。

資産の一覧画面が表示されるので、Ethereumの右にある「Withdrawal」をクリックします。

出金画面が表示されます。
送金先アドレスの追加には、ETH Withdrawal Addressの右にある「▼」をクリックします。

リストに「+Use New Address」が表示されるのでクリックします。

Label(アドレスを管理するためのラベル)とAddress(送金先のアドレス)、Amount(仮想通貨の数量)を入力し、「Submit」をクリックします。
※尚、画面にはTransaction Fee(送金手数料)、You Will Get(手数料を引いた送金額)がそれぞれ表示されます。

二段階認証を設定している場合は、6桁のコードを入力して「Submit」をクリックします。

「確認メールを送信したので、出金依頼について確認して指示に従って下さい。」とメッセージが表示されるので、右上の「✖」をクリックして閉じます。

画面右のHistoryにステータスが「Email Sent」で出金履歴が表示されます。

確認メールの内容を確認し、出金する場合は「Confirm Withdraw」をクリックします。

出金が成功しましたと表示されるので、再度履歴を確認します。

出金履歴のステータスが「Processing」になり、送金処理が実行されます。

ステータスが「Completed」になると送金処理が完了です。
送金先に着金したかを確認して下さい。
尚、購入した仮想通貨を取引所に預けておくのはリスクが高いです。
購入後は必ず専用のウォレットに送金し、厳重に自己管理することをおすすめします。
- 関連記事
最後に
今回はBinance(バイナンス)の使い方について解説しました。
2018年6月現在、海外取引所の日本人締め出しの動きが相次いでいるため、日本在住の方は利用しないことをおすすめします。
また、もし現在利用中の方は、早めの撤退をしておきましょう。
- もしまだ資産運用を始めてないならこちらを参考に!

Tomoyuki

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