マネーフォワードクラウド確定申告の使い方を解説!個人事業主におすすめのクラウド会計ソフト


 

こんにちは。Tomoyuki(@tomoyuki65)です。

個人事業主として開業すると帳簿を付けていく必要がありますが、今はクラウド会計ソフトを利用する人も増えましたよね。

私も会計ソフト選びは迷いましたが、試しにクラウド会計ソフトを使おうと思い、マネーフォワードクラウド確定申告を使ってみたんです。

複式簿記の知識が少し必要(簿記3級を少しかじっていれば問題なし)になりますが、操作は簡単ですぐに使い慣れたので、個人事業主の会計ソフトとしておすすめですよ。

この記事では、そんなマネーフォワードクラウド確定申告の使い方を解説します。

 



マネーフォワードクラウド確定申告とは?

マネーフォワードクラウド確定申告は、株式会社マネーフォワードの個人事業主向けのクラウド会計ソフトです。

クラウド会計ソフトはWebアプリケーションとして端末を問わず使用できるのが特徴で、インターネットを使用できる環境なら、いつでもどこでも会計処理を行うことができます。

そのほか、ソフトウェアのバージョンアップや税制変更などの更新も自動で反映されることや、仕訳データの自動取得も可能なため、会計処理のコストを減らせるメリットがあります。

 

マネーフォワードクラウド確定申告の利用料金は?

マネーフォワードクラウド確定申告の料金は上図の通りです。

初めての方は1ヶ月間無料でパーソナルプランをトライアルできるほか、お得なキャンペーンをやっていることもあるので、ぜひ一度チェックしてみて下さい。

 

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マネーフォワードクラウド確定申告の始め方

マネーフォワードクラウド確定申告の始め方を説明します。

まずは公式サイトにアクセスし、画面右上の「新規登録」をクリックします。

 

次にメールアドレス、パスワード、氏名、電話番号、都道府県を入力し、利用規約を確認後「以下に同意して利用を開始する」をクリックします。

 

後でデータ連携するサービスをチェックし、「チェックを完了する」をクリックします。

 

ログイン後の画面が表示されます。

 

登録したメールアドレス宛に認証用のメールが送信されるので、「認証して利用を開始する」をクリックして認証を完了します。

 



マネーフォワードクラウド確定申告の初期設定

マネーフォワードクラウド確定申告に登録後、最初に行う初期設定としては以下の通りです。

  •  事業所情報の入力
  •  次年度繰越(初期設定が前年度の場合のみ)
  •  データ連携
  •  開始残高の設定

 

事業所情報の入力

まずは初期設定として事業所情報の入力を行います。

ポップアップの「チュートリアルへ」をクリックして下さい。

 

STEP1にある「事業所の設定」をクリックします。

 

各種内容を入力します。

 

画面をスクロールして各種内容を確認し、問題なければ画面左下の「設定を保存」をクリックします。

これで事業所情報の入力が完了です。

 

次年度繰越(初期設定が前年度の場合のみ)

初期設定で前年度の会計年度が表示されている場合は、次年度繰越で当年度に変更します。

 

画面左のメニューにある決算・申告の「次年度繰越」をクリックします。

 

画面中央の「次年度に移動」をクリックします。

 

画面右上の会計期間が変更されていれば完了です。

 

データ連携

次にデータ連携を行います。

セットアップ状況の「データ連携」をクリックします。

 

STEP2の「金融機関の登録」をクリックします。

 

ポップアップが表示されるので、「試してみる」をクリックします。

 

あなたがチェックした連携サービスに、最初にチェックした金融機関が表示されるのでクリックします。

今回は例として、住信SBIネット銀行の場合で説明します。

 

「住信SBIネット銀行と連携する」をクリックします。

 

ログイン画面が表示されるので、ユーザー名とパスワードを入力し、「ログイン」をクリックします。

 

内容を確認し、「利用規約に同意の上許可」をクリックします。

 

認証情報取得後、「保存する」をクリックします。

 

登録済一覧の画面に連携したデータが表示され、データ連携は完了です。

必要に応じて、他のデータも連携して下さい。

 

開始残高の設定

最後に開始残高の設定を行います。

画面左のメニューにある各種設定の「開始残高」をクリックします。

 

開始残高の入力画面が表示されます。

 

貸借が一致するように、事業用口座の残高や開業費、そして元入金などを入力し、画面右下の「保存」をクリックします。

これで最初に行う初期設定は完了です。

 



マネーフォワードクラウド確定申告の仕訳帳の確認

開始残高を保存すると仕訳が登録されるので、仕訳帳を確認してみましょう。

仕訳帳を確認するには、画面左のメニューにある会計帳簿の「仕訳帳」をクリックします。

 

仕訳帳が表示され、開始残高で設定した仕訳が登録されているのを確認できます。

 

マネーフォワードクラウド確定申告の仕訳登録方法

仕訳の登録方法は、データ連携をしている場合は「自動で仕訳」、それ以外は「手動で仕訳」で登録します。

 

自動で仕訳

例えば銀行口座とデータ連携している場合、口座の残高に変更があるとホーム画面に「未仕訳◯件」が表示されるので、クリックして仕訳登録作業が可能です。

※上図の通り、「再取得」をクリックすると未仕訳があるかチェック可能です

 

ホーム画面の「未仕訳◯件」をクリック後、自動で仕訳の画面が開き、未仕訳のデータを確認できます。

各仕訳データに対し、「登録」や「対象外」をクリックして仕訳の登録処理を行います。

また、仕訳データの切替の「詳細」をクリックし、仕訳の詳細確認、仕訳の行追加や修正が可能です。

 

例えば売上に対して手数料が引かれた金額が振り込まれた場合など、手数料の仕訳を追加したい場合があると思います。

そんな時は、「行追加」をクリックして行を追加し、勘定科目を設定後、貸借の金額を一致させます。

仕訳の修正後、「登録」をクリックして仕訳を登録します。

 

登録後、画面下に登録した仕訳が表示され、確認可能です。

 

登録した仕訳は、画面左のメニュー「会計帳簿 > 仕訳帳」で確認できるので、間違いがないかチェックしましょう。

 

手動で仕訳(簡単入力の場合)

手動で仕訳を登録する場合は、画面左のメニュー「手動で仕訳」から登録方法を選択しますが、基本的には「簡単入力」を使います。

 

簡単入力画面では、取引の種類、取引の内容・金額、日付、摘要を入力し、「登録」をクリックして仕訳を登録します。

 

例えば売上に関する仕訳は上図のように入力して登録します。

 

また、例えば事務所の家賃経費を、プライベート用口座から支払った仕訳は上図のように入力して登録します。

 

登録した仕訳は、画面左のメニュー「会計帳簿 > 仕訳帳」で確認できるので、間違いがないかチェックしましょう。

 

マネーフォワードクラウド確定申告で勘定科目に補助科目を追加する方法

実際に使っていく際に、例えば売掛金や売上高、そして経費の勘定科目に対して、補助科目を追加すると便利です。(例:通信費に対し「携帯電話代兼用」や「インターネット代兼用」など)

そんな補助科目を追加するには、画面左のメニュー「各種設定 > 勘定科目」から行います。

 

勘定科目画面が表示されるので、画面下の「補助科目追加」をクリックします。

※損益科目に追加する場合は、画面左上の「損益計算書」をクリックして切り替えます。

 

補助科目の追加画面が表示されるので、追加したい勘定科目を選択後、補助科目を入力し、「登録」をクリックして登録します。

 

マネーフォワードクラウド確定申告で家事按分をするには?

個人事業主の経費については、家事按分が必要になることが多いと思います。

家事按分するには、画面左のメニュー「決算・申告 > 家事按分」から行います。

 

家事按分画面が開くので、画面右上の「+家事按分設定の作成」をクリックします。

 

家事按分設定の作成画面が表示されるので、勘定科目選択し、事業比率を入力して「登録」をクリックすると、設定の登録が可能です。

 

登録した家事按分設定に対し、個別に決算整理仕訳を登録することもできますが、一括で仕訳を登録するには画面右上の「一括仕訳登録」をクリックします。

 

ポップアップが表示されるので「OK」をクリックします。

 

これで家事按分のための決算整理仕訳が登録されます。

 

マネーフォワードクラウド確定申告で決算書の確認やダウンロード

決算書を確認したい場合は、画面左のメニュー「決算・申告 > 決算書」から行います。

 

決算書画面が表示され、貸借対照表や損益計算書を確認できます。

決算書をダウンロードするには、画面右上の「エクスポート > 決算書一括出力」をクリックします。

 

出力選択画面が表示されるので、「一括出力」をクリックし、決算書のPDFファイルをダウンロード可能です。

 



マネーフォワードクラウド確定申告で確定申告書の作成

確定申告書を作成したい場合は、画面左のメニュー「決算・申告 > 確定申告書」から行います。

※2020年分(2021年提出)から入力画面のUIが変更されたので、作成例については以下の関連記事をご確認下さい。

関連記事👇

【2020年分(2021年提出版)】マネーフォワードクラウド確定申告の確定申告書作成例

2021年2月2日

【令和3年度分(2022年提出分)】マネーフォワードクラウド確定申告書作成時の変更点

2022年2月10日

 

確定申告書画面が開くので、画面上の項目から、基本事項、収入・所得、所得から差し引かれる金額、税金の計算、決算書入力(一般用)をそれぞれ確認し、必要な部分を入力します。

入力して設定を保存すると作成が完了し、画面下の「確定申告書B」や「所得税青色申告決算書(一般用)」をクリックすると、PDFファイルが表示されてダウンロードや印刷が可能です。

※ただし、分離課税(確定申告書第三表)や損失申告(確定申告書第四表)が必要な場合、第三表、第四表については手書きでの作成が必要です。

 

忘れがちな入力項目

忘れがちな入力項目として、国民健康保険料を支払った場合は、タブ「所得から差し引かれる金額」にある「社会保険料控除」の項目に入力し、「計算」ボタンをクリックします。

※社会保険料控除額については、1月頃に役所からハガキで「保険料年内納付額済に関するお知らせ」が郵送されるので、それを参考にして下さい。

 

もう一つは、家賃を経費にしている場合は、タブ「決算書入力(一般用)」にある「地代家賃の内訳の編集」を入力します。

※支払先の住所・氏名は、自分のではなく、家主のを記載する必要があるため、賃貸の場合は契約書をご確認下さい。

 

赤字だった場合は?

青色申告で赤字の場合は、損失申告(確定申告書第四表)をすることで赤字を3年間まで繰越せます。

ただし、マネーフォワードクラウド確定申告では損失申告書の作成に対応していないため、手書きで作成するか、確定申告書Bを「国税庁 確定申告書等作成コーナー」で作成して下さい。

具体的には、マネーフォワードクラウド確定申告で作成された「確定申告書B」を参考に「国税庁 確定申告書等作成コーナー」で確定申告書Bを作成赤字なら損失申告書も作成される)し、マネーフォワードクラウド確定申告で作成された「所得税青色申告決算書(一般用)」と合わせて税務署に提出します。

※令和3年度分(2022年提出分)より、損失申告書の作成にも対応したため、めちゃめちゃ便利になりました!

関連記事👇

【令和3年度分(2022年提出分)】マネーフォワードクラウド確定申告書作成時の変更点

2022年2月10日

 

最後に

今回はマネーフォワードクラウド確定申告の使い方を解説しました。

利用するには簿記の知識が少し必要ですが、使い慣れれば簡単なので、個人事業主の会計ソフトとしておすすめですよ!

クラウド会計ソフトを検討いている方は、ぜひ利用してみて下さいね。

 

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Tomoyuki

SEを5年経験後、全くの未経験ながら思い切ってブロガーに転身し、月間13万PVを達成。その後コロナの影響も受け、以前から興味があったWeb系エンジニアへのキャリアチェンジを決意。現在はWeb系エンジニアとして働きながら、プロゲーマーとしても活躍できるように活動中。








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