NEM(XEM)用「Nano Wallet(ナノウォレット)」の使い方を解説!


 

こんにちは。Tomoyuki(@tomoyuki65)です。

コインチェックのNEM不正送金問題もあり、取引所に仮想通貨を預けておくリスクについて理解が深まりましたよね。

 

「NEM(XEM)用のウォレットは何を利用すればいいの?」

って方も増えたのではないでしょうか。

 

NEM(XEM)用のウォレットとしては、NEM公式から出ている『Nano Wallet』の利用が推薦されていますよ!

 

この記事では、そんなNano Walletについて解説します。

 



Nano Wallet(ナノウォレット)とは?

Nano Wallet(ナノウォレット)とは、NEM公式が開発したNEM(XEM)用のソフトウェアウォレットです。

ソフトウェアウォレットのため、秘密鍵はサーバー上ではなく各自のローカル環境で自己管理します。

 

そのため、他のウェブウォレットより安全にNEM(XEM)を管理することができます。

 

NEM公式からも『Nano Wallet』の利用が推薦されているため、NEM(XEM)を管理したい方は迷わず利用して問題ないでしょう。

尚、NEM独自の機能であるハーベストやアポスティーユなどを利用するには、この専用ウォレットの利用が必要です。

 

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Nano Walletのダウンロードと日本語化

まずはNano Wallet(ナノウォレット)をダウンロードする方法を解説します。

NEM公式サイトのダウンロードページにアクセスします。

 

画面下にある「WINDOWS」、「MAC」、「LINUX」からお使いのPCに対応したファイルをダウンロードできます。

今回は例として『Windows 10 64bit』をダウンロードして説明していきますが、Macの場合もほぼ同じだと思うので参考にしてみて下さい。

 

ZIPファイルのダウンロード

ではダウンロードページの「WINDOWS」をクリックします。

 

ダウンロードが完了すると、最新のZIPファイル(今回はVer2.1.2)がダウンロードされます。(ダウンロードには約5分ほどかかります。)

 

ZIPファイルを右クリックし、メニューの「すべて展開」をクリックしてファイルを解凍します。

 

デフォルトまたはお好きな展開先を選択し、「展開」をクリックします。

 

ZIPファイルが解凍し、フォルダができるのでクリックします。

 

中にフォルダがあるのでクリックします。

 

フォルダの中に「NanoWallet.exe」(拡張子を表示する設定にしていない場合はNanoWallet)があるのでクリックします。

 

Nano Walletが起動します。

 

言語を日本語に変更

起動直後は言語が英語になっているので、画面上の「Language」をクリックし、リストから「Japanese」を選択すると日本語に変更できます。

(ボランティアにより日本語翻訳されています。ボランティアの方々ありがとー!)

 

これで言語を日本語にできました。

 



Nano Walletの作り方(アカウントの新規作成)

ではアカウントを新規作成する方法を解説します。

画面右上の「アカウントの作成」をクリックします。

 

ウォレットのタイプを選択できますが、「シンプルウォレット」をクリックします。

(プライベートキーウォレットは、既にアプリ版のNem Walletを使用している方など、プライベートキー(秘密鍵)からアカウントを作成する場合に使用します。)

 

「準備できました」をクリックします。

 

ネットワークを選択できますが、Mainnetのままで良いので「次へ」をクリックします。

 

ウォレット名を入力し、「次へ」をクリックします。

 

パスワードを入力し、「次へ」をクリックします。

※パスワードは20文字以上で、英数記号の混合をおすすめします。

 

「スタート」をクリックします。

 

カーソルを動かすと緑のゲージがたまり、秘密鍵が作成されます。

緑の部分が「Done!」となれば完了で、「次へ」をクリックします。

 

注意事項が表示されるので内容を確認し、「理解し同意しました」をクリックします。

 

ウォレットファイル(wltファイル)のバックアップ

ここで作成したウォレットの「wltファイル」のダウンロード画面が表示されます。

「wltファイル」は、ローカルストレージに一時的に保存されるもので、ウォレットの復元などに必要な重要なファイルです。

 

wltファイルをダウンロードしてバックアップを取り、ファイルの中身は誰にも見られないように厳重に保管して下さい。

※USBメモリに保存し、必要な時以外PCに接続しないようにして、オフラインで管理するのがおすすめです。

 

では「ウォレットをダウンロードする」をクリックします。

 

保存したい場所を指定し、「保存」をクリックします。

 

尚、wltファイルが正常にダウンロードができない場合は、下にある「ウォレットファイルをの表示」をクリックするとファイルの中身のデータが確認できます。

このデータをテキストエディタに貼り付け、ファイル名の拡張子をwltにして保存すれば、wltファイルを作成することができます。

 

バックアップ完了後、「ウォレットファイルをバックアップしました」をクリックします。

 

プライベートキー(秘密鍵)のバックアップ

次はプライベートキー(秘密鍵)のバックアップを行うため、「プライベートキーの表示」をクリックして下さい。

※プライベートキーのバックアップは必須です。

 

「プライベートキーの表示」をクリックするとキー情報が表示されます。

このプライベートキー(秘密鍵)も誰にも見られないよう厳重に保管して下さい。

 

バックアップ完了後、「秘密鍵とパスワードバックアップしました」をクリックします。

 

注意事項が表示されるため、内容を確認後「私は全ての内容を理解し同意しました」をクリックします。

 

Nano Walletにサインイン

ここで作成されたウォレットが正常にロードされた状態になります。

 

ウォレットの選択をクリックし、リストから対象のウォレットを選択します。

 

ウォレット選択後、最初に設定したパスワードを入力し、「サインイン」をクリックします。

 

ウォレットにログインし、ダッシュボードが表示されればウォレットの作成が完了です。

 



Nano Walletの作り方(プライベートキーから作成)

既にアプリ版のNem Wallet(ネムウォレット)を作成済みの方など、プライベートキー(秘密鍵)からNano Walletにアカウントを作成することができます。(同期できます)

まず、Nano Walletを起動し、画面右上の「アカウント作成」をクリックします。

 

「プライベートキーウォレット」をクリックします。

 

「準備できました」をクリックします。

 

ネットワークはMainnetのままで良いので、「次へ」をクリックします。

 

ウォレット名を入力し、「次へ」をクリックします。

 

パスワードを入力し、「次へ」をクリックします。

※パスワードは20文字以上で、英数記号の混合をおすすめします。

 

ここで、プライベートキー(秘密鍵)を入力します。

 

Nem Wallet(ネムウォレット)のプライベートキーの確認方法

アプリ版のNem Walletを起動し、対象のウォレットをタップします。

 

画面右下の「メニュー」をタップします。

 

「アカウントをエクスポート」をタップします。

 

「確認」をタップします。

 

赤文字の「プライベート・・・」をタップします。

 

「プライベートキー(秘密鍵)を表示」をタップします。

 

画面下にプライベートキーが表示されるので確認して下さい。

※このプライベートキーは他の誰にも見られないように注意して下さい。

 

プライベートキーからウォレットを作成

プライベートキーを入力すると、キーに対するウォレットのアドレスが表示されます。

アドレスに間違いがないことを確認し、「次へ」をクリックします。

 

注意事項が表示されるので内容を確認し、「理解し同意しました」をクリックします。

 

ウォレットファイル(wltファイル)のバックアップ

ここで作成したウォレットの「wltファイル」のダウンロード画面が表示されます。

「wltファイル」は、ローカルストレージに一時的に保存されるもので、ウォレットの復元などに必要な重要なファイルです。

 

wltファイルをダウンロードしてバックアップを取り、ファイルの中身は誰にも見られないように厳重に保管して下さい。

※USBメモリに保存し、必要な時以外PCに接続しないようにして、オフラインで管理するのがおすすめです。

 

では「ウォレットをダウンロードする」をクリックします。

 

保存したい場所を指定し、「保存」をクリックします。

 

尚、wltファイルが正常にダウンロードができない場合は、下にある「ウォレットファイルをの表示」をクリックするとファイルの中身のデータが確認できます。

このデータをテキストエディタに貼り付け、ファイル名の拡張子をwltにして保存すれば、wltファイルを作成することができます。

 

バックアップ完了後、「ウォレットファイルをバックアップしました」をクリックします。

 

次はプライベートキーの表示画面ですが、プライベートキーからウォレットを作成しているため、「秘密鍵とパスワードバックアップしました」をクリックして進めます。

 

注意事項が表示されるため、内容を確認後「私は全ての内容を理解し同意しました」をクリックします。

 

Nano Walletにサインイン

ここで作成されたウォレットが正常にロードされた状態になります。

 

ウォレットの選択をクリックし、リストから対象のウォレットを選択します。

 

ウォレット選択後、最初に設定したパスワードを入力し、「サインイン」をクリックします。

 

ウォレットにログインし、ダッシュボードが表示されればウォレットの作成が完了です。

 



Nano Walletのアドレスを確認する方法

ウォレットのアドレスを確認したい場合は、画面右上の「アカウント」をクリックします。

 

画面左のアドレスにウォレットのアドレスが表示されます。

このアドレス宛に送信すれば、NEM(XEM)をウォレットに送ることができます。

 

ウォレットのアドレスをコピーする際の注意点
アドレス横のボタンでウォレットのアドレスをコピーすると、アドレスのハイフンが除かれてコピーされます。

但し、取引所などにアドレスを貼り付ける際には、ハイフン有りのアドレスを貼り付けないとエラーになる場合があるようです。

(APIではハイフン無しである必要があるため、内部でハイフンを除く処理がされている?)

 

Nano Walletから他の宛先に送金する方法

Nano Walletから取引所など、他の宛先にNEM(XEM)を送信するには、画面上にある「送信」をクリックします。

 

送信画面が表示されるので、『宛先』、『量』、必要に応じて『メッセージ』を入力し、パスワードを入力して「送信」をクリックすれば他の宛先へNEM(XEM)を送金できます。

※例えばZaif取引所に送信する場合、宛先にアドレスを入力するだけでなく、メッセージの入力も必要になりますので注意して下さい。

 

NEMの独自機能を利用する場合

NEMにはハーベストやアポスティーユ、そしてモザイクなど様々な機能が利用できます。

各種機能を利用するには、画面上のメニューにある「サービス」をクリックします。

 

各種機能画面が表示され、様々な機能が利用できます。

各種機能については、まだ理解できていないため説明は割愛させていただきます。

 



Nano Walletからログアウトする方法

Nano Walletからログアウトする場合、画面右上のウォレット名をクリックします。

 

画面右上に「正常にログアウトされました。」と表示され、ログアウトが完了します。

但しセキュリティのためには、続けてローカルストレージの削除をすることをおすすめします。

 

ローカルストレージを削除するには、画面右下の赤字のゴミ箱マークをクリックします。

 

ポップアップが表示されるので、「アカウントデータの削除(パージ)」をクリックします。

 

これでローカルストレージの削除が完了です。

再度ウォレットにログインするには、wltファイルのインポートが必要です。

 

つまり、使う時だけwltファイルをインポートし、使用後にローカルストレージを削除することで、セキュリティを高めることができます。

※wltファイルはUSBメモリに保存してオフライン管理し、ログインする時だけUSBメモリをPCに接続してwltファイルをインポートするのがセキュリティ上安全です。

 

少々面倒くさいかもしれませんが、特に額の資産を保有している方は厳重に管理することを強くおすすめします。

 

wltファイルをインポートしてログインする方法

ローカルストレージからwltファイルが削除されている場合、ログインするにはwltファイルのインポートが必要です。

wltファイルのインポートには、Nano Wallet起動後に画面右上の「ログイン」をクリックします。

 

画面の「ウォレットをインポート」をクリックします。

 

wltファイルがあるディレクトリにアクセス後、対象のwltファイルを選択して「開く」をクリックします。

 

画面右上に「ウォレットが正常にロードされました。」が表示され、ウォレットがインポートされます。

 

インポートが完了していれば、ウォレットの選択のリストに表示されます。

ウォレット選択後にパスワードを入力し、「サインイン」をクリックすればログインができます。

 

最後に

 

今回はNano Walletについて解説しました。

 

わざわざウォレットを用意するのは面倒くさいなと思っていましたが、やってみると意外と簡単に作成することができましたよ!

 

仮想通貨を取引所に預けておくのはリスクが高いので、セキュリティのためにも専用のウォレットを利用してしっかり管理しましょう。

 

また、NEMの売買では手数料が安いZaif取引所を利用するのが最もおすすめです!

もしまだ利用したことがない方は、ぜひZaifを利用してみて下さいね。

 

おすすめの仮想通貨取引所


Zaif取引所は、他の主要取引所と比べて手数料が安いのが特徴。
ビットコインの他、イーサリアム、モナーコイン、ネムも購入可能です。

 

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Tomoyuki

SEを5年経験後、全くの未経験ながら思い切ってブロガーに転身し、月間13万PVを達成。その後コロナの影響も受け、以前から興味があったWeb系エンジニアへのキャリアチェンジを決意。現在はWeb系エンジニアとして働きながら、プロゲーマーとしても活躍できるように活動中。








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2 件のコメント

  • こんにちは。

    Nemを少量購入し、Tomoyukiさんのブログを参考にした結果、NanoWalletに保存することができました。ありがとうございます。

    お手数ですが一点だけ質問がございます。
    NanoWalletを作成した際、ウォレットのバックアップを促され、バックアップを作成しました。
    バックアップは、通貨を保存した後にも、もう一度行った方がいいのでしょうか?

    よろしくお願いします。

    • ケントさん、こんにちは。

      ご質問の件について、作成したウォレット宛にNEMを送金して着金した時点で、作成したウォレットのプライベートキー(秘密鍵)に紐付くブロックチェーンに保存されるため、一度バックアップを取ってしっかり保管している状態なら再度バックアップを取る必要はありません。(作成したウォレット宛にNEMを送金しても、wltファイルの中身やプライベートキー(秘密鍵)が変わるわけではない。)

      wltファイルの中身は、おそらくプライベートキー(秘密鍵)と最初に決めたパスワードを暗号化した情報だと思われます。

      wltファイルやプライベートキー(秘密鍵)のバックアップは無くしたり、他人に見られれないように、管理には十分注意して下さいね。

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