こんにちは。Tomoyuki(@tomoyuki65)です。
よくテレビや新聞では「日本は1000兆円以上の借金があって、国民一人あたりの借金が◯◯◯円です。」と報道されたりしていますよね。
騙されないで下さい。
日本の借金というのは、あくまでも政府の借金であって、国民の借金ではないんです。
目次
【悲報】日本人全員が借金大国という大嘘に騙されるwww
上の図は財務省のHPで閲覧可能な資料ですが、主要国の中で日本の対外純資産は世界1位です。(日本はこの数十年間不動の1位)
この対外純資産とは、国が海外に保有している資産から負債を除いたもので、上の図は財務省の資料なので円表記ですが、実際には3兆ドル以上を持っていることになります。
つまり、日本は借金大国ではなく、世界一のお金持ち国なんです!!
日本が世界一の黒字を稼いでいるのに実感がない理由
日本は世界一の黒字を稼いでいるのにそれが実感できない理由は、稼いだ3兆ドル以上が日本国民のために使われていないからです。
簡単に説明すると、ドルで持っているため、ドルを使えるアメリカに投資しており、米国内で循環していて、日本には入ってこないんです。
つまり、日本がいくら黒字を稼いでも海外投資をしているため、日本国民はその恩恵を一切受けられず、実感がありません。
例えば、家庭に例えると、親が「我が家は世界一のお金持ち」と言っても、稼いだお金を全て預金して一切使わなければ、子どもは「嘘だね。だって何も買ってくれないじゃないか」というような話です。
日本が世界一の黒字を稼げた理由
日本は輸出によって黒字を稼いでいる国ですが、注目すべきは1985年のプラザ合意以降にどうやって黒字を稼いだかということです。
※プラザ合意とは、ニューヨークのプラザホテルでG5(主要5カ国)が集まって、各国の協調介入でドルを下げることを決めた合意
上の図は1971年から2016年までの為替レートですが、プラザ合意前夜に1ドル=230円だった為替レートが、2年以内に一気に1ドル=120円にまで落ちました。
例えば、プラザ合意前夜までは230円のコストで商品を作ったら、1ドルで売ることができましたが、プラザ合意後は2ドル以上じゃないと売れなくなり、そのままでは輸出で稼げなくなりました。
そこで日本がやった対策がコストカットで、今まで230円で作った商品をあらゆるコストカットで115円で作り、今まで通り1ドルで売るということを続けてきました。(安くて品質の高い製品を作ってきた)
これによって輸出で黒字を稼ぐことができましたが、コストカットは人件費を削ることでもあり、日本人が大好きなサービス残業に繋がっています。
つまり、30年もずっとコストを削って3兆ドル以上稼げたものの、コストは誰かの売り上げや給料なので、みんなが受け取るべき給料や代金が支払われなかったということでもあります。
また、上の図は日銀から取ってきた1980年から2018年4つのデータをまとめたものです。
その中でマネーストックM2とは、日本中の現金・預貯金(ゆうちょ銀行や農協に預けたお金を除く)をすべて足した額で、日本に今お金がいくらあるかという数値を表しています。
簡単に説明すると、1980年のマネーストックは200兆円だったのに対し、2018年では約5倍の1000兆円を超えていますが、みなさんの給料はコストカットによって増えていません。
じゃあどこにお金があるのかというと、最近よく聞く大企業の内部留保として貯まっていて、今は500兆円から600兆円とも言われています。
この内部留保は、会社が従業員に安い給料を払い、安い法人税を払うと溜まる仕組みになっています。もちろん資産も含まれていて全て現金ではありませんが、その資産はお金があったから買えたものです。
そして、マネーストックと同じように国債残高も増えているのがわかりますが、これが日本の借金と言われているものです。
ただし、これはあくまでも日本政府の借金であり、国民の借金ではありません。それはお金の発行の仕組みを理解するとわかります。
お金の発行の仕組み
日本政府の一般会計に置ける税収は年間約50兆円で、例えば政府が50兆円の税収を集めれば、国民の預貯金が同額減ります。
そして、もし70兆円の予算を組んだ場合は、足りない20兆円分は政府が借用書(国債)を書いてそれを銀行に買わせ、銀行は新たに20兆円分のお金を作って政府に支払います。
すると、最初に国民は50兆円の税金を払いましたが、政府支出で70兆円戻ってくるため、差し引き20兆円分のお金が増えることになります。
つまり、上記の図でマネーストックと国債残高が平行で上がっていくのは、政府の借金でお金を増やしているからです。(政府の借金が増える=国民の預金が増える)
借金でお金を作る現代の金融システム
そしてもう一つ重要なことは、お金の発行の仕組みとして、現代の金融システムでは借金でお金を作っていることです。
上記でマネーストックが1000兆円を超えたと言いましたが、みなさんがお金だと思っている日銀券は、日本中の紙幣をかき集めても100兆円にもなりません。
これはほとんどのお金が預金であることを指しており、預金通帳の中にあるものも含めて自分のものだと思っているため、実際にはお金が存在しないことを表しています。
ではどうして借金によってお金が増えるのかというと、信用創造という仕組みでお金が増えているからです。
信用創造の仕組みとは?
上の図が信用創造でお金が増える仕組みを表しています。(100万円が最大1億円まで増える仕組み)
例えばAさんが100万円をA銀行に預けると、A銀行は金庫に入れて運用もします。銀行には預金準備制度というのがあり、預かった預金の一部を日銀に預けます。仮に預金準備率が1%とすると、A銀行は100万円の1%(1万円)を日銀に預け、残りの99万円を貸すことができます。
そして、例えばBさんがA銀行に99万円を借りに行った場合、A銀行はBさんに口座を持たせ、預金通帳に99万円と書き込みます。これでBさんは借金なので自分のお金とは思いにくいものの、99万円を持っていることになります。
ただBさんがこの99万円を別の誰かに送金した場合、それを受け取った誰かは売り上げか給料かはわかりませんが、その99万円を自分の預金として認識します。
この時点で、Aさんが預けた100万円と、Bさんが送金して誰かが受け取った99万円と合わせて、もともと100万円だったお金が199万円に増えたことになります。
これが信用創造でお金が増えている仕組みであり、誰かが借金をすることで、どんどんお金が増えていきます。
税金で政府の借金を返すのはありえない
借金でお金を作るという仕組みは、借金を返すとお金が消えることを意味します。それはつまり、みんなが借金を返してはいけない仕組みです。
とはいえ銀行はお金を返済させますが、それでもお金が減らないのは、その分誰かが借りているからです。
つまり、今の政府は税金で借金を返す(消費税などを増税して・・)と言っていたりしますが、借金を返すと国民のお金が消えることになるため、税金で政府の借金を返すのはありえない大嘘ということです。
消費税が社会保障に使われているのは一部だけ
よく日本は借金大国で、借金返済や社会保障を充実させるために消費税などを増税する必要があると報道されたりしますが、それも大嘘です。
上の図はテレビ(モーニングショー)で報道されましたが、消費税で増税した分はほぼ、所得税や法人税を減税して足りなくなった税収の補填に充てられています。
これが何を意味するのかと言うと、今の政府(自民党・公明党)は、大企業やお金持ちを優遇する政策しかしていないんですよ!
簡単に言うと、国民をゆる~く殺しにきてます\(^o^)/
なぜこのようなことになるのかというと、テレビや新聞のスポンサーは経団連をはじめとする大企業やお金持ちであり、与党(自民党・公明党)に対して多額の献金をする代わりに、所得税や法人税の減税といった大企業やお金持ちを優遇する政策をさせているからです。
そのため、テレビや新聞で本当のことは言えないし、与党に勝たせるためには投票率が低い方が組織票があって有利なので、テレビや新聞だけで情報を得ている人たちを騙し続けているのが現状です。
経済格差も広がる一方ですが、情報格差も広がる一方です。
最後に
今回はお金について解説しましたが、もっと詳しく知りたい方は、れいわ新選組の「大西つねき」さんが詳しく解説しているので、よければぜひ一度、上の動画をご覧下さい。(約2時間30分)
また、2019年7月21日(日)は参議院議員選挙の投開票日なので、消費税の増税を止めたい人は必ず野党に投票しましょう!(期日前投票も可能)
尚、私は消費税は廃止がいいと思っているので、今回はれいわ新選組に投票する予定です。
れいわ新選組の「大西つねき」さんが、日本のお金や、金融システムの問題などを解説した動画がたくさんあるので、気になる人はチェックしてみて下さい。
YouTubeチャンネルはこちら 👉 大西つねきYouTube
Tomoyuki
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