【Adobe Premiere Pro】動画編集の初心者が最初に覚えるべき使い方を解説!【アドビプレミアプロ】


 

こんにちは。Tomoyuki(@tomoyuki65)です。

私はYouTubeをやっていて、今まで動画編集ソフトとしては買い切りで使用可能なAdobe Premiere Elementsシリーズを使っていました。

ただ本格的に動画編集をやっていきたいという想いが強くなったので、ついにプロ用の「Adobe Premiere Pro」を使ってみることにしました!

最初は覚えるのに大変な部分もありましたが、慣れてくると今までよりも各種操作が快適になったので、使ってみてめちゃめちゃ良かったです。

ということでこの記事では、動画編集の初心者向けに「Adobe Premiere Pro」で最初に覚えるべき使い方について解説します。

 



目次

【Adobe Premiere Pro】動画編集の初心者が最初に覚えるべき使い方を解説!【アドビプレミアプロ】

Adobe Premiere Pro(アドビプレミアプロ)とは?

Adobe Premiere Pro(アドビプレミアプロ)とは、YouTubeクリエイターから、ハリウッドの映画制作者まで、映像に関わる多くの人たちに選ばれている高機能な動画編集ソフトです。

 

Adobe Premiere Proの必要・推薦動作スペック

【Windows】

 

【macOS】

 

Adobe Premiere Proの利用価格は?

Adobe Premiere Proはサブスクリプションサービス(一定期間利用することができる権利に対して料金を支払うサービス)になっており、利用価格は各種プランによって異なります。

Adobe Premiere Proを単品で利用する場合は月々プランで3,828 円/月(税込)〜、他のソフトもまとめて利用できるコンプリートプランで利用する場合は、月々プランで9,878 円/月(税込)〜、利用可能になっています。

※短期間の利用なら月々プランでいいですが、長期間利用するなら年間プラン(月々払い or 一括払い)の方がお得になります。

 

Adobe Premiere Proを利用するには?

Adobe Premiere Proを利用するには、公式サイトにある「無料で始める」をクリックします。

 

単品利用かコンプリートプランのいずれかを選べるので、対象のプランの下にある「始める」をクリックすると、利用登録の手続きが可能になっています。

 



【Adobe Premiere Pro】新規プロジェクトの作成

ここからAdobe Premiere Proの使い方を解説します。

動画編集を始めるには、Adobe Premiere Pro起動後、画面にある「新規プロジェクト…」をクリックします。

 

新規プロジェクトの設定画面が表示されるので、基本的には名前、場所(ファイルの保存場所を指定する場合)を修正後、画面下の「OK」をクリックします。

 

これでAdobe Premiere Proの動画編集画面が表示され、各種操作が可能になります。

 

【Adobe Premiere Pro】画面の見方

 

【Adobe Premiere Pro】プロジェクトパネルに動画素材を追加

次に動画編集で使用する素材を読み込むには、プロジェクトパネルをダブルクリックします。

 

ファイルの読み込み画面が開くので、対象の素材を選んで開きます。

 

これで使用する動画素材がプロジェクトパネルに取り込まれます。

 



【Adobe Premiere Pro】タイムラインパネルに動画素材を追加してシーケンスを作成

プロジェクトパネルから直接タイムラインに動画素材を追加する場合

動画を編集するためには、タイムラインに動画素材を追加する必要があります。

その一つ目の方法としては、プロジェクトパネルに読み込んだ動画素材をタイムラインパネルに直接ドラッグ&ドロップします。

 

これで動画素材がタイムラインパネルに読み込まれ、動画編集が可能です。

 

ソースパネルで使用する範囲を指定し、タイムラインに動画素材を追加する場合

もう一つの方法としては、動画素材の必要な部分だけ範囲指定し、それをタイムラインに取り込む方法です。

そのためには、まずプロジェクトパネルにある対象の動画素材をダブルクリックします。

 

ソースパネルに動画素材のプレビューが表示されます。

 

ソースパネルのプレビューを確認し、まずは使いたい部分の開始位置(インポイント)を設定します。

※上図の①のように、開始位置に青いバーを動かし、②のボタンを押す(またはキーボードのショートカットキー「I」)とインポイントが設定されます。

 

インポイント設定後、次は終了位置(アウトポイント)を設定します。

※アウトポイントの設定は、キーボードのショートカットキー「O」でも可能です。

 

インポイントとアウトポイントを設定後、ソースパネルにある動画素材をタイムラインにドラッグ&ドロップします。

 

これでソースパネルで指定した範囲の部分だけを切り抜いて、タイムラインに追加できます。

 

ソースパネルのメニューに他のボタンを追加する方法

ソースパネル下にあるボタンは初期設定では一部のみ設定されていますが、ソースパネル右下の「+」ボタンを押すとボタンエディターが表示され、使いたいボタンをドラッグ&ドロップしてメニューに追加可能です。

初期設定ではインポイントとアウトポイントを消去するボタンがないため、ボタンで操作したい場合は追加しましょう。

尚、キーボードのショートカットキーで操作したい場合は次の通りです。

操作内容 Windows macOS
インポイントの消去 Ctrl + Shift + I Opt + I
アウトポイントの消去 Ctrl + Shift + O Opt + O
インとアウト両方を消去 Ctrl + Shift + X Opt + X

 

タイムラインパネルに動画素材を追加で挿入する際の注意点

タイムラインにある動画素材の後ろに対して、次の動画素材を追加で挿入する場合は注意が必要です。

 

動画素材を追加する際は、上図のようにタイムラインパネル左にあるV1とA1の部分が有効になっているトラックに対して動画素材が追加されます。

 

例えばタイムライン左にあるV1をクリックして無効化し、先ほどと同じように動画素材を追加します。

 

その場合は、有効になっているA1のトラックにのみ動画素材が追加されます。(ちなみに上図のV1は動画の映像部分、A1は動画の音声部分になっており、この場合は音声部分のみ追加。)

このように、タイムラインに動画素材を追加する際には、トラック(動画を配置するレーン)の有効無効を切り替える必要があったりするので注意しましょう。

 

ソースパネルからタイムラインに動画素材を追加で挿入する場合

ソースパネルから動画素材を追加で挿入する場合は、ソースパネルのメニューにある「インサート」ボタンを使うと可能です。

 

「インサート」ボタンを使うと、タイムラインにある動画素材は上書きされずに挿入できます。

尚、ソースパネルからドラッグ&ドロップして挿入したい場合は、Windowsの場合はCtrlボタン(macOSならCommandボタン)を押しながらドラッグ&ドロップすると上書きされずに追加可能です。

 



【Adobe Premiere Pro】タイムラインのズームイン・ズームアウト

タイムラインで編集作業をする際は、動画素材を確認しやすくするために、タイムラインをズームインしたり、ズームアウトすることがよくあります。

そんなズームインやズームアウトをする方法としては、タイムライン下にあるバーの端をクリックしながら、左右に動かすと調整可能です。

 

例えばズームインした場合は、上図のようになります。

尚、ズームインやズームアウトについては、キーボードやマウスを使っても操作可能です。例えばキーボードで操作する場合は、ズームインが「+」、ズームアウトが「-」になります。

※ただし、キーボードの種類によってはキーが反応しない場合があるので注意

そして、マウスを使って操作する場合は、ズームインが「Windowsの場合はAltキー(macOSはOptionキー)を押しながらマウスホイールを上に回す。」、ズームアウトが「Windowsの場合はAltキー(macOSはOptionキー)を押しながらマウスホイールを下に回す。」になっています。

 

【Adobe Premiere Pro】動画をカットする方法

ではここから、動画をカットする方法について解説します。

動画をカットするには、タイムラインにある青いバーをカットしたい部分に指定し、タイムラインパネル左にあるメニューから「レーザーツール」を選択します。

 

レーザーツールを選択した状態で青バーの部分をクリックすると、動画をカットして分割可能です。

 

また、カット後に不要な部分を削除する場合は、削除したい部分を選択して右クリック後、メニューから消去をクリックすると削除可能です。

※キーボードのショートカットキーを使う場合は、「Delete」キーを押します。

 

「消去」した場合は、動画素材があった部分が削除され、スペースが空いた状態になります。

 

もし、スペースを空けずに削除したい場合は、「リップル削除」を使います。

※キーボードのショートカットキーを使う場合は、「Windowsの場合はAlt + Delete(macOSの場合はOption + Delete)キー」を押します。

 

「リップル削除」を使うと、スペースを埋めて削除可能です。

 

動画をカットする際に便利なキーボード設定

上記でご紹介したカット方法が基本ですが、より効率的にカット処理をするためには主にキーボードのショートカットキーを使うことになります。

キーボードのショートカットキーを確認するには、画面上のメニュー「編集」から、メニュー「キーボードショートカット」をクリックします。

 

これで各種ショートカットキーの確認や変更などが可能です。

 

効率的なカット処理をするためには、主に「Q」、「W」、「E」のキーを使うことになりますが、初期設定だと「E」キーに「編集点の追加(カット処理)」が設定されていないため、設定を変更するのがおすすめです。

設定を変更するには、画面左下の検索ボックスに「編集点」と入力後、「編集点を追加」のショートカットキーを「Ctrl + K」から「E」に変更して下さい。

※初期設定ではEに「選択した編集点を再生ヘッドまで変更」が設定されているため、それとキーを入れ替えるといいでしょう。

ショートカットキーを修正後、画面上の「別名で保存」をクリックして保存して下さい。

 

キーボードのショートカットキーを使ってカット作業をする方法

ではキーボードのショートカットキーを使った効率的なカット方法について解説します。

まずはカットしたい部分に青いバーを合わせ、「Eキー(編集点の追加)」を押します。

 

次に青いバーを移動させ、青いバーから左側にある編集点までの部分をリップル削除したい場合は「Qキー(前の編集点を再生ヘッドまでリップルトリミング)」を押します。

 

これで青いバーから左側の編集点までの部分がリップル削除されます。

 

逆に青いバーから右側をリップル削除したい場合は、「Wキー(次の編集点を再生ヘッドまでリップルトリミング)」を使います。

このように、キーボードのショートカットキーを上手く利用することで、非常に効率的にカット作業をすることが可能になります。

 



【Adobe Premiere Pro】トランジションを追加する方法

次はトランジション(カットとカットの間を繋ぎ合わせる効果)を追加する方法について解説します。

トランジションを追加するには、画面上のメニューから「エフェクト」をクリックします。

 

画面右側にエフェクトに関する項目が表示されるので、検索ボックスに使いたいトランジション名を入力して検索し、検索したトランジションを動画素材のカット部分にドラッグ&ドロップします。

※上図では一般的なトランジション「クロスディゾルブ」を例としています。

 

これで動画素材のカット部分にトランジションが追加されます。

 

【Adobe Premiere Pro】テロップを追加する方法

次はテロップを追加する方法について解説します。

テロップを追加するには、まずタイムラインの青いバーをテロップの表示を開始したい位置に移動させます。

その後、タイムラインパネル左のメニューから「文字ツール」をクリック(長押しすると横書きor縦書きを選べる)し、プログラムのプレビュー画面をクリックします。

 

するとタイムラインにテロップが追加されます。

プレビュー画面にも赤い枠が表示されるので、それをクリックすると文字を入力可能です。

 

文字を入力後、詳細設定をする場合は画面上のメニューから「グラフィック」をクリックします。

 

画面右側にエッセンシャルグラフィックスのメニュー画面が表示されるので、入力した文字のフォントなどを細かく変更可能です。

尚、プログラムのプレビュー画面左にあるメニューから「選択ツール」をクリックすると、文字の配置やサイズなどを手動で調整可能です。

 

文字の詳細を設定後、タイムラインのテロップの表示位置を調整して完了です。

 

テロップをコピペする方法

テロップをコピペして複製したい場合は、まずテロップを貼り付けたい位置に青いバーを移動させます。

 

次にタイムライン左側のV1とV2をクリックし、テロップを貼り付けるトラックだけ有効にします。(V1を無効にして、V2を有効にする。)

そして、コピーしたいテロップを選択後、キーボードのショートカットなどを使ってコピー&ペーストをします。

※尚、コピーのショートカットキーは「WindowsならCtrl + C(macOSならcommand + C)」、ペーストのショートカットキーは「WindowsならCtrl + V(macOSならcommand + V)」になります。

 

すると有効になっているトラック(V2)にテロップが追加されるので、青いバーをテロップの範囲内に移動させます。

 

するとプレビュー画面にテロップの文字が表示されるので、クリックすれば修正可能です。

このように、テロップをコピペすると簡単に複製できるので、テロップを大量に入れることも可能になります。

 

キャプション機能を利用した字幕の追加方法

上記では文字ツールを利用したテロップ(文字情報)の追加方法を解説しましたが、単純に字幕(会話内容)を追加していきたい場合は、キャプション機能を利用すると効率的です。

キャプション機能を利用して字幕を追加するには、まずタイムラインの青いバーを字幕を追加したい開始位置に移動させ、画面上のメニューから「キャプション」をクリックします。

 

画面左上にキャプションパネルが表示されるので、「キャプショントラックを新規作成」をクリックします。

※尚、「シーケンスから文字起こし」を利用すると、動画の内容から文字起こしをすることも可能です。ただし、文字起こしの精度はまあまあなので、文字起こし後に文字の修正などは必要になります。

 

新しいキャプショントラック画面が表示されるので、画面下の「OK」をクリックします。

 

次にキャプションパネルのメニューにある「+」をクリックします。

 

これでキャプションが追加されるので、字幕内容を修正後、タイムラインで字幕を表示させる範囲を修正します。

 

その後、続けてキャプションを追加していく場合は、まず青いバーを次に字幕を追加させる開始位置に移動させ、キャプションパネルの「+」をクリックします。

 

すると次の字幕が追加されるので、先ほどと同様に修正しましょう。

このようにキャプション機能を利用して同様の作業を繰り返すことで、効率的に字幕を追加していくことが可能になっています。

 



【Adobe Premiere Pro】動画素材の音量(オーディオゲイン)を調整する方法

タイムラインにある動画素材の音量(オーディオゲイン)を調整したい場合は、対象の動画素材を選択後、右クリックのメニューから「オーディオゲイン…」をクリックします。

 

オーディオゲイン画面が表示されるので、各種調整が可能です。

 

例えば音量を下げたい場合は、ゲイン調整にマイナスの数値を設定し、「OK」をクリックします。

 

これで動画素材の音量調整が可能です。

 

【Adobe Premiere Pro】編集が完了した動画をエンコードする方法

動画編集が完了後、エンコードを行うには画面左上のメニューから「ファイル>書き出し>メディア」をクリックします。

※キーボードのショートカットは、WindowsならCtrl + M(macOSならcommand + M)

 

書き出し設定画面が表示されるので、画面右にある形式やプリセットを必要に応じて変更します。

基本的には形式「H.264」、プリセット「ソースの一致-高速ビットレート」でOKだと思います。

 

尚、プリセットにはYouTubeなどの各種SNS用の設定も存在するので、対象のものがあれば便利なので利用しましょう。

 

次に出力名の青文字部分をクリックすると、ファイルの保存先に関する画面が表示されるので、ファイルの保存先の変更やファイル名の変更が可能です。

ファイルの保存先やファイル名を必要に応じて変更後、画面下の「保存」をクリックします。

 

これで基本的な設定が完了したので、画面下の「書き出し」をクリックすると、エンコードを開始できます。

 



最後に

今回は動画編集の初心者向けに「Adobe Premiere Pro」で最初に覚えるべき使い方について解説しました。

特にキーボードのショートカットキーを上手く利用することで効率的に作業が可能なので、これから「Adobe Premiere Pro」を利用する方はぜひ参考にしてみて下さい。

 

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Tomoyuki

SEを5年経験後、全くの未経験ながら思い切ってブロガーに転身し、月間13万PVを達成。その後コロナの影響も受け、以前から興味があったWeb系エンジニアへのキャリアチェンジを決意。現在はWeb系エンジニアとして働きながら、プロゲーマーとしても活躍できるように活動中。








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